餌用ショウジョウバエの繁殖

主にイモリやカエルの飼育などで使用されるキイロショウジョウバエ、トリニドショウジョウバエの繁殖方法、増やし方についてです。

必要なもの 

  • ハエ(キイロショウジョウバエ、トリニドショウジョウバエの増やし方はそれぞれ変わりませんがそれぞれ大きさや孵化までの期間が少し違います)
  • 培地(レパシースーパーフライなど)
  • 容器(熱で変形しないもの、ハエやウジが逃げないもの)
  • ウッドパッキン(百均で購入できます)
  • 沸かしたお湯(水だと培地の膨らみが弱くなります)

手順

用意した容器に培地を入れて沸かしたお湯で溶かします。お湯を入れると膨らむため量に注意してください。溶け残りがないようにスプーンなどでよく混ぜます。水分量が多すぎるとハエが溺れてしまいますし、逆に少なすぎると培地が乾燥してしまい、上手く増えなくなってしまいます。大体ですが水:培地=1:3ぐらいだと思います。今回はスターバックスカップとネットなどで販売されているハエ用の容器を使用します。臭いが初めのうちはかなりきついと思いますが何度か作っているうちに慣れると思います。

お湯を注ぎ混ぜる前と後

次にウッドパッキンとハエを入れていきますが培地を溶かした後すぐにハエを入れてしまうと熱や蒸気で死んでしまうため一度冷ましてから入れます。ここから十日ほどでハエが増え始めます。容器に作った日付をメモしておくと良いです。ウッドパッキンやハエの量は以下の写真を参考にしてください。

完成

スターバックスカップの蓋にはメラミンスポンジをカットしたものを使っています。

 

レパシー以外の培地を使用した場合でも大体同じ作り方になると思いますが、レパシーがとにかくおすすめです。他メーカーのものも使用したことがありますがハエの増えが悪いように感じました。

管理方法

温度は極端に低くなければ問題なく増えます。私は20~25度ぐらいで管理しています。培地がダメになるまでハエは増え続けますが世代が進むとだんだんハエが小さくなり、数が減少していきます。ハエの繁殖が止まってしまう前にまた同じ手順でハエを繁殖していきます。このサイクルを崩さないようにするのが一番大変だと思います。容器は中身だけ捨てて洗えば再利用することができます。洗う際、古くなった培地が容器に固まって取りにくい場合がありますがお湯に漬けるとふやけて洗いやすくなります。

最後に

ハエの繁殖について初めは難しそうだと思う方も多いと思いますが慣れてしまえば簡単に増やせるようになります。ハエを買ってそのまま餌として与えるよりも自分で繁殖を行うことで餌の費用を節約することにもなります。少しでも参考になればと思います。